コーチングを知る(5) 時々、おうむ返し
コミュニケーションの上で、「聞くこと」が大切と書きました。
人の話を聞くとき、どうしてますか?
お客様と話すとき、
上司の話を聞くとき、
部下の報告や相談を受けるとき、
奥さんの話を聞くとき、
子供が「今日学校でね・・・」の話を聞くとき、
何かをしながら、視線も向けずに、適当な相槌を打ったりしてませんか?
相手があなたに話をしたいと思っている、ということは
あなたに「伝えたい」という気持ちがあるからです。
その内容が、そのときのあなたにピンと来ないものでも、
その気持ちはちゃんと受け取ってあげましょう。
具体的には
・手を止める
・相手の方を向く
・相手を見る(できれば目をみたいですね)
・話をさえぎらないで聞く
・相槌をうつ
そして、無理にあなたの意見を言おうとは思わないで下さい。
話し手はあなたに「回答」より「聞いてくれるだけでいい」と望んでいることが多いのです。
時々、話しての言ったことを「・・・・・だったんですね」「・・・・ということですか」と
おうむ返ししてあげると、話し手は不思議にほっとするものです。
「受け入れられた」「共感してもらえた」
そのことが、コミュニケーションを高めるきっかけになっていきます。